2019.1.20
10年~20年に一度は行う必要があると言われている、住宅の外壁塗装。短いと2~3年に一度行う場合もあるので、今のうちに知識を付けておきたいですね。今回は、外壁塗装を業者に頼む際に注意すべきポイントをまとめていきたいと思います。
外壁塗装を行う際に一番大事になってくるのは、業者選びです。数ある塗装業者の中から、本当に良い自分に合った塗装業者を選ぶことは非常に難しいことです。たまたま見つけた業者に「とりあえず」で決めてしまい、後からよく調べてみると「通常よりもはるかに高い見積りで塗装をしていた」なんてケースもよく見受けられます。その原因として挙げられるのは、塗装を検討している方が費用だけを見て業者を選んでいるということにあります。契約の内容をよく見ずに選び、また業者任せにすることで、知らない間に費用がかさんでしまっているというケースがよく見受けられます。
このような事態に陥らないために私達がすべきことは「診断・報告をちゃんと行っている業者を選ぶ」ということです。どの業者も事前に外壁の状況を確認しますが、その診断結果を明確に伝えずに塗装開始してしまうというような悪徳業者も中には潜んでいます。診断をしっかりと行い、その診断結果を診断報告書を元にきちんと説明してくれるかどうかを確認することが、業者選びの際の最大のポイントとなります。
次に、費用を抑える方法をご紹介します。
足場づくりや高圧洗浄、養生、飛散防止ネット等の取り付け工事や、劣化による補修費は、家の規模や劣化の度合いによりますが、基本私達が抑えることは出来ません。それでは、私達が費用を抑えることが出来るポイントはどこなのでしょうか。それは塗料の種類や性能になります。塗料にはグレードがあります。その違いは耐久性能のレベルによって異なります。
塗料一缶当たりの金額をグレード別に記載致しますので、ご参照下さい。
※上記はあくまで目安であり、製品によって多少価格が異なります。
上記の表を見てわかるように、一番費用が低いアクリルの塗料と、一番高い光触媒の塗料では10倍もの費用の差が生じます。それでは、この中でどの塗料を選べばよいのでしょうか。それは「建物をあと何年持たせたいのか」によります。「将来子供に住んでもらいたい」、「家を建て替えるので、あと数年もてばいい」などで選ぶべき塗料は異なってきます。
また、防カビやセルフクリーニング性能を持った塗料等、耐久性の他にも費用が異なってくるポイントがあります。外壁に塗るだけでカビやコケを防いでくれたり、建物の外壁に塗ることで防汚効果(雨が汚れを洗い流してくれる)を生む機能等様々なものがあります。まずは何が必要で何が必要ないかを明確にし、機能を選定していくこともオススメです。
事前によく条件を考えて塗料を選定することで、「イメージと違う」や「こんなはずじゃなかった」等のイメージの不一致も防ぐことが出来ますので、是非事前によく検討して塗料を選定していくようにしましょう。
念のため、色を選ぶ際のポイントも記載しておきます。
次に注意すべきところは、塗装の際の近隣の住民とのトラブルを回避することです。塗装中は、近隣の方々の協力が必要となります。せっかく外壁を綺麗にしても、近隣住民との関係が悪くなってしまっては、あまり良い結果とはいえないですよね。
よくあるトラブルとして、下記のようなものが挙げられます。
現場を適切に管理してくれる業者を選定することは勿論ですが、その前に近隣の方々にしっかり挨拶をしておくことで、トラブルが発生する可能性を抑えることが出来ます。
また挨拶回り以外でもトラブルを回避する方法がありますので、ご参考にしてみて下さい。
未然にトラブルを回避し、安心して塗装を行えるよう、是非これらも行ってみて下さい。
いかがでしたでしょうか。
外壁塗装を業者にお願いする際は、事前の準備が何よりも大事になってきます。今後外壁塗装を検討する際は、是非こちらの記事をご参考にしてみてください。
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外壁塗装業者の選定に気を付ける
外壁塗装を行う際に一番大事になってくるのは、業者選びです。数ある塗装業者の中から、本当に良い自分に合った塗装業者を選ぶことは非常に難しいことです。たまたま見つけた業者に「とりあえず」で決めてしまい、後からよく調べてみると「通常よりもはるかに高い見積りで塗装をしていた」なんてケースもよく見受けられます。その原因として挙げられるのは、塗装を検討している方が費用だけを見て業者を選んでいるということにあります。契約の内容をよく見ずに選び、また業者任せにすることで、知らない間に費用がかさんでしまっているというケースがよく見受けられます。
このような事態に陥らないために私達がすべきことは「診断・報告をちゃんと行っている業者を選ぶ」ということです。どの業者も事前に外壁の状況を確認しますが、その診断結果を明確に伝えずに塗装開始してしまうというような悪徳業者も中には潜んでいます。診断をしっかりと行い、その診断結果を診断報告書を元にきちんと説明してくれるかどうかを確認することが、業者選びの際の最大のポイントとなります。
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費用を抑えられるポイントをきちんと押さえておく
次に、費用を抑える方法をご紹介します。
足場づくりや高圧洗浄、養生、飛散防止ネット等の取り付け工事や、劣化による補修費は、家の規模や劣化の度合いによりますが、基本私達が抑えることは出来ません。それでは、私達が費用を抑えることが出来るポイントはどこなのでしょうか。それは塗料の種類や性能になります。塗料にはグレードがあります。その違いは耐久性能のレベルによって異なります。
塗料一缶当たりの金額をグレード別に記載致しますので、ご参照下さい。
- アクリル 耐久年数:3~5年 費用:¥5,000~\15,000
- ウレタン 耐久年数:5~7年 費用:¥5,000~\20,000
- シリコン 耐久年数:7~10年 費用:¥15,000~\40,000
- ピュアアクリル 耐久年数:15年~ 費用:¥50,000~¥70,000
- フッ素 耐久年数:15年~ 費用:¥40,000~\100,000
- 無機 耐久年数:15年~ 費用:¥50,000~¥120,000
- 光触媒 耐久年数:15年 費用:¥50,000~¥100,000
※上記はあくまで目安であり、製品によって多少価格が異なります。
上記の表を見てわかるように、一番費用が低いアクリルの塗料と、一番高い光触媒の塗料では10倍もの費用の差が生じます。それでは、この中でどの塗料を選べばよいのでしょうか。それは「建物をあと何年持たせたいのか」によります。「将来子供に住んでもらいたい」、「家を建て替えるので、あと数年もてばいい」などで選ぶべき塗料は異なってきます。
また、防カビやセルフクリーニング性能を持った塗料等、耐久性の他にも費用が異なってくるポイントがあります。外壁に塗るだけでカビやコケを防いでくれたり、建物の外壁に塗ることで防汚効果(雨が汚れを洗い流してくれる)を生む機能等様々なものがあります。まずは何が必要で何が必要ないかを明確にし、機能を選定していくこともオススメです。
事前によく条件を考えて塗料を選定することで、「イメージと違う」や「こんなはずじゃなかった」等のイメージの不一致も防ぐことが出来ますので、是非事前によく検討して塗料を選定していくようにしましょう。
念のため、色を選ぶ際のポイントも記載しておきます。
- 近隣の建物の色との調和を考慮する
- A4以上の色見本で確認をする
- 明るい所で色味を確認する
- カラーシミュレーションを使用する
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近隣の住民とのトラブルを出来るだけ回避する
次に注意すべきところは、塗装の際の近隣の住民とのトラブルを回避することです。塗装中は、近隣の方々の協力が必要となります。せっかく外壁を綺麗にしても、近隣住民との関係が悪くなってしまっては、あまり良い結果とはいえないですよね。
よくあるトラブルとして、下記のようなものが挙げられます。
- 外壁の洗浄をする際に、水が飛散した
- 足場の音がうるさい
- 塗料のにおいで気分を害した
- 業者の車が通行人の邪魔になっている
- 業者の見た目や態度が悪い
- 塗料が公共の場に飛散した
現場を適切に管理してくれる業者を選定することは勿論ですが、その前に近隣の方々にしっかり挨拶をしておくことで、トラブルが発生する可能性を抑えることが出来ます。
また挨拶回り以外でもトラブルを回避する方法がありますので、ご参考にしてみて下さい。
- 工事を行う前に、業者の車を置く駐車場を用意しておく
- 休日や祝日は工事をしないようにスケジュールを建てる
- 水や塗料が飛散しないよう、養生を徹底する。
- 近隣に赤ちゃんや療養中の方が居る場合は、事前に業者に伝えておく
未然にトラブルを回避し、安心して塗装を行えるよう、是非これらも行ってみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外壁塗装を業者にお願いする際は、事前の準備が何よりも大事になってきます。今後外壁塗装を検討する際は、是非こちらの記事をご参考にしてみてください。