2018.9.15
オートンイクシードというシーリング材があります。このオートンイクシードは、どのような特徴を持っているものなのでしょうか。また、そもそもシーリングとは何でしょうか。この記事では、オートンイクシードについて解説します。
そもそもシーリングとは?
そもそも、シーリング材とはいったい何でしょうか。もっともカンタンに言えば、隙間を埋める外壁材だということができます。
今の建物の外壁というのは、サイディングボードという板状の材質を繋ぎ合わせて外壁を作っています。
どれだけ緻密に外壁を繋ごうとしてみたとしても、やはりどうしても小さな隙間というものができます。
この外壁の隙間を埋めるために使うのが「シーリング材」です。
シーリング材は一般に、多くが変成シリコンで出来ています。
また、外壁同士のつながりだけではなく、壁と窓の間、屋根と天窓との間などにも隙間が生じるので、ここにもシーリング材を使います。
シーリング材は、別名「コーキング」とも呼ばれます。
シーリングが劣化するとどんな問題がある?
シーリング材は、施工完了の直後には、ゴムのような触感を感じることができます。しかし、経年や水分の吸収によって、徐々に変質してきます。
コーキングの劣化がどのように進行するかというと、実は段階を踏んでいきます。
まず、外壁塗装が劣化するときというのは、塗料が劣化して雨水などが吹きさらしとなり、だんだんと水分が侵入していきます。
水分が侵入していくと、シーリング材がだんだんと硬くなっていきます。硬くなった上に、外壁の建材に水分が含まれると、それが乾燥すると、壁に小さな歪みが生じます。
この歪みは徐々に大きくなっていきます。その理由は、壁の動きが徐々に大きくなっていくからです。
壁の動きが大きくなり、徐々に壁やシーリング材の歪みが大きくなると、亀裂(ヒビ)が生じ、それが大きくなっていきます。
そうすると、このヒビからさらに水が入ってきて、これが外壁とその内側の防水シート、防水材に水が浸透していくことになります。
水だけでなく汚れもどんどん内部へ侵入し、防水材、防水シートへ侵入していくと、今度は建物内部の温度と外の温度との温度差で結露や湿気が発生します。
これによって、防水シートや防水材の内側にある木材やコンクリートが劣化していきます。こうなると、外壁の防水能力だけではなく、外壁そのものの寿命までがどんどん縮まっていきます。
その先は、家の土台部分・基礎の部分にも劣化が進行します。外壁と土台、基礎にも劣化が及ぶと、もはや外壁塗装をしなおすだけでは対応できなくなります。これがシーリング材の劣化がもたらす影響です。
このようなシーリング材の劣化を防ぐために、外壁塗装工事が必要となる理由でもあるのです。
オートンイクシードにはどのような特徴がある?
さて、オートンイクシードは、シーリング材のひとつの種類です。
では、通常のシーリング材と比べて、オートンイクシードとはどのような違いがあるのかということをこれから解説していきます。
一般的なシーリング材の寿命は、10年から20年とされています。これくらいの期間が経ちますと、だんだんと状態が悪くなってきます。劣化は一般的に、ひび割れという形で現れます。
一般にシーリング材がシリコンでできているということは先程述べたとおりですが、オートンイクシードは特殊な高耐久ポリマーである「LSポリマー」を配合することによって、高い耐久性と耐候性を実現しており、使用されてから年月を経ても、硬質化を防いで柔らかさを維持できるようにし、結果としてひび割れを防ごうということを目的としたシーリング材です。
ではどの程度劣化を促進するか、あるいはどの程度の耐久度を持っているのかということは、性能基準によって選ばれます。
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まとめ
シーリング材の一種であるオートンイクシードについての解説を行いました。外壁塗装工事はただ単に見栄えがよくなればいいというものではなく、しっかりと防水効果を持った施工を行い、建物の寿命を伸ばすことこそが目的です。
オートンイクシードを使用するかどうかについては外壁との関係にもよりますが、最適な判断をするためには、プロの目が欠かせません。
まず適切な外壁塗装工事を行うため、高品質な施工を行う外壁塗装業者を見極めるところからがスタートだといえるでしょう。