2019.3.30
皆さんは住宅の外壁に関して、どれくらいの知識を持っていますか?せっかくのマイホームを購入したのに、その後のメンテナンスを怠ってしまったばかりに、雨風や台風などによって徐々に劣化していき、通常よりも早くガタがきてしまったということをよく耳にします。また、実際に外壁塗装工事を行ったが、思いもよらないトラブルに繋がってしまったということも良く耳にします。今回はそんなトラブルに陥らないようになるために、実際にあった外壁塗装のトラブルをご紹介していきつつ、その対応策をまとめていきたいと思います。
まずは、外壁塗装のタイミングを逃したことで発生したトラブルをご紹介していきたいと思います。築20年の一戸建てに住んでいるAさんは、長年住んできた住宅の外壁や内装が以前より傷んできていることに気づき、ようやく住宅の修理を行う決断をしました。今まで特に不具合を感じたことはなく、「大事に使っているため修理を行う必要はない」と勝手に思い込み、一度も住宅のメンテナンスをしたことはありませんでした。しかし家を建ててから20年が経過をしたこともあり、そろそろ一度修理をした方がよいのではと考え、外壁塗装と内装のやり替えを計画したのですが、いざ調査をしてみると、日当たりのいい南西の壁面にはヒビ割れが発生しており、その隙間を埋めてあるシーリング材も劣化して細かいヒビ割れが何カ所にも発生しているということが発覚しました。実際に専門業者に細かく調べてもらうと、外壁の劣化がかなり進んでいることがさらに発覚。さらによく見てみると、内部に水が浸入し一部が腐食しており、外壁塗装の費用の他に、補修費用として大工工事費用や左官工事費用などが必要となってしまいました。すぐに修理をしないといけない状況となっていたためすぐに修理を実施するも、蓋をあけてみると、当初の予定していた予算よりはるかにオーバーし、家計が圧迫されてしまったということがありました。これは、住宅のメンテナンスを定期的に行ってこなかったことが一番の原因であり、その周期は少なくとも10年に1回は行う必要があります。メンテナンスは時期を延ばせばのばすほど、劣化がどんどん進み、補修費用が高くついてしまうということも少なくありません。早め早めの対策を行い、住宅を少しでも長く持たせるようこころがけていきましょう。
次に「外壁塗装業者選び」で発生してしまったトラブルについてご紹介していきたいと思います。家を建ててから数年が経過したBさんは、そろそろ家のメンテナンスを行いたいと思っていました。そこでたまたま「近所で外壁塗装の工事をやっている」という業者がBさんを訪ね、「今やれば安くできる。」や「モデル例としてウェブに掲載させてくれれば通常の半額で工事をする。」と営業をかけてきました。営業の方の感じはとてもよく、信頼できそうに見えたこともあり、Bさんはその場で契約を結んでしまいました。工事も無事終了し、Bさんはとても安心して暮らしていました。それから数年がたってきたころに事件が起きました。コーティングが剥がれ、外壁が部分的に変色しはじめ、徐々に状態が悪くなってきたのです。Bさんはあわててその業者に電話したところ、その電話は既に使われていませんでした。仕方なくBさんは地元の外壁塗装業者に再度調査を依頼をしました。すると以前お願いをした業者がとても雑な工事をしていたことが分かり、外壁塗装を再びやり直すはめになってしまいました。この件は、訪問販売の業者に対して、よく調べもせずにその場で契約してしまったことが原因で起きたトラブルになります。外壁塗装は、自分の家で長く快適に暮らしていく上で最も大事なメンテナンスであり、またとても高額なものなので、決して適当に業者を選んでしまってはいけません。その業者について調べ、細かいを説明を受けた上で自分が納得する業者を選ぶようにしましょう。
最後に、外壁塗装の工事中に起きてしまったトラブルについてご紹介したいと思います。外壁塗装の工事が無事に決まり、喜んでいたCさん。工事を始める前に業者の担当が近隣へ挨拶にまわってくれるとのことで、Cさんは安心して工事を任せていました。その後、工事が始まってしばらくすると、近隣の住民たちが「塗装の臭いがきつくて、洗濯物が干せない。」や「外に出ると気分が悪くなる。」といった苦情を寄せてくるようになりました。Cさんはリフォーム後のことを楽しみにしていたのですが、近隣の住民たちとの関係を壊してしまい、暗い気持ちになってしまいました。これは、外壁塗装を行う際によくおこると言われている「業者の駐車問題」や「足場の工事の音の問題」、「塗料の臭いの問題」などを軽視していたことが原因です。業者によっては、挨拶周りを疎かにする業者も存在しますので、決して業者任せにせず、近隣の方への配慮を自分自身でも配るようにしていきましょう。また近隣への配慮に関しては、業者としっかり打ち合わせを行い、無駄なトラブルが起きないように注意しましょう。特に人間関係のトラブルは、外壁塗装を行う際に案外多い事例なので、必ず軽視してはいけません。
いかがでしたでしょうか。外壁塗装は、建物の耐久性を上げたり、見た目の綺麗さを取り戻すということが目的であるはずなのですが、工事を依頼する業者によっては満足な結果を得られないばかりでなく、人間関係などのトラブルにまで発展することも多々あります。上記に書いたトラブル以外にも、外壁に関わるトラブルはかなり多く存在します。しかし、金銭面のトラブルも、人間関係のトラブルも、事前の下調べや準備を徹底して行うことで解決されることがほとんどです。今後外壁塗装が必要になってくる可能性がある方は、是非こちらを参考にしてみてください。他にも外壁塗装に関わるトラブルは数多くありますが、少なくとも下記3点は必ず守るように心がけて下さい。
これらを必ず守ることで、自分の家だけでなく、周りの雰囲気や人間関係も長く保たれていくでしょう。
外壁塗装のトラブル
まずは、外壁塗装のタイミングを逃したことで発生したトラブルをご紹介していきたいと思います。築20年の一戸建てに住んでいるAさんは、長年住んできた住宅の外壁や内装が以前より傷んできていることに気づき、ようやく住宅の修理を行う決断をしました。今まで特に不具合を感じたことはなく、「大事に使っているため修理を行う必要はない」と勝手に思い込み、一度も住宅のメンテナンスをしたことはありませんでした。しかし家を建ててから20年が経過をしたこともあり、そろそろ一度修理をした方がよいのではと考え、外壁塗装と内装のやり替えを計画したのですが、いざ調査をしてみると、日当たりのいい南西の壁面にはヒビ割れが発生しており、その隙間を埋めてあるシーリング材も劣化して細かいヒビ割れが何カ所にも発生しているということが発覚しました。実際に専門業者に細かく調べてもらうと、外壁の劣化がかなり進んでいることがさらに発覚。さらによく見てみると、内部に水が浸入し一部が腐食しており、外壁塗装の費用の他に、補修費用として大工工事費用や左官工事費用などが必要となってしまいました。すぐに修理をしないといけない状況となっていたためすぐに修理を実施するも、蓋をあけてみると、当初の予定していた予算よりはるかにオーバーし、家計が圧迫されてしまったということがありました。これは、住宅のメンテナンスを定期的に行ってこなかったことが一番の原因であり、その周期は少なくとも10年に1回は行う必要があります。メンテナンスは時期を延ばせばのばすほど、劣化がどんどん進み、補修費用が高くついてしまうということも少なくありません。早め早めの対策を行い、住宅を少しでも長く持たせるようこころがけていきましょう。
外壁塗装業者選び
次に「外壁塗装業者選び」で発生してしまったトラブルについてご紹介していきたいと思います。家を建ててから数年が経過したBさんは、そろそろ家のメンテナンスを行いたいと思っていました。そこでたまたま「近所で外壁塗装の工事をやっている」という業者がBさんを訪ね、「今やれば安くできる。」や「モデル例としてウェブに掲載させてくれれば通常の半額で工事をする。」と営業をかけてきました。営業の方の感じはとてもよく、信頼できそうに見えたこともあり、Bさんはその場で契約を結んでしまいました。工事も無事終了し、Bさんはとても安心して暮らしていました。それから数年がたってきたころに事件が起きました。コーティングが剥がれ、外壁が部分的に変色しはじめ、徐々に状態が悪くなってきたのです。Bさんはあわててその業者に電話したところ、その電話は既に使われていませんでした。仕方なくBさんは地元の外壁塗装業者に再度調査を依頼をしました。すると以前お願いをした業者がとても雑な工事をしていたことが分かり、外壁塗装を再びやり直すはめになってしまいました。この件は、訪問販売の業者に対して、よく調べもせずにその場で契約してしまったことが原因で起きたトラブルになります。外壁塗装は、自分の家で長く快適に暮らしていく上で最も大事なメンテナンスであり、またとても高額なものなので、決して適当に業者を選んでしまってはいけません。その業者について調べ、細かいを説明を受けた上で自分が納得する業者を選ぶようにしましょう。
外壁塗装の工事
最後に、外壁塗装の工事中に起きてしまったトラブルについてご紹介したいと思います。外壁塗装の工事が無事に決まり、喜んでいたCさん。工事を始める前に業者の担当が近隣へ挨拶にまわってくれるとのことで、Cさんは安心して工事を任せていました。その後、工事が始まってしばらくすると、近隣の住民たちが「塗装の臭いがきつくて、洗濯物が干せない。」や「外に出ると気分が悪くなる。」といった苦情を寄せてくるようになりました。Cさんはリフォーム後のことを楽しみにしていたのですが、近隣の住民たちとの関係を壊してしまい、暗い気持ちになってしまいました。これは、外壁塗装を行う際によくおこると言われている「業者の駐車問題」や「足場の工事の音の問題」、「塗料の臭いの問題」などを軽視していたことが原因です。業者によっては、挨拶周りを疎かにする業者も存在しますので、決して業者任せにせず、近隣の方への配慮を自分自身でも配るようにしていきましょう。また近隣への配慮に関しては、業者としっかり打ち合わせを行い、無駄なトラブルが起きないように注意しましょう。特に人間関係のトラブルは、外壁塗装を行う際に案外多い事例なので、必ず軽視してはいけません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。外壁塗装は、建物の耐久性を上げたり、見た目の綺麗さを取り戻すということが目的であるはずなのですが、工事を依頼する業者によっては満足な結果を得られないばかりでなく、人間関係などのトラブルにまで発展することも多々あります。上記に書いたトラブル以外にも、外壁に関わるトラブルはかなり多く存在します。しかし、金銭面のトラブルも、人間関係のトラブルも、事前の下調べや準備を徹底して行うことで解決されることがほとんどです。今後外壁塗装が必要になってくる可能性がある方は、是非こちらを参考にしてみてください。他にも外壁塗装に関わるトラブルは数多くありますが、少なくとも下記3点は必ず守るように心がけて下さい。
- 外壁の塗装時期を延ばさず、少なくとも10年に一回はメンテナンスを行う。
- 外壁塗装を業者にお願いする際は、下調べを徹底し、最初から最後、また工事後も定期的にメンテナンスを行ってくれる業者を選ぶ。
- 実際に工事を行う際は、事前に想定されるクレームを洗い出し、自ら挨拶周りを行うなど、周りへの配慮をかかさずに行う。
これらを必ず守ることで、自分の家だけでなく、周りの雰囲気や人間関係も長く保たれていくでしょう。