2018.12.5
西東京市は、東京都多摩地域東部に位置する市です。歴史は古く、旧石器時代から人が住んでいたことが知られています。下野谷遺跡などがその代表です。そうした歴史の古さもあり、市内には史跡や郷土資料を展示した施設があり、東京都の歴史を知ることができるスポットも数多くあります。この記事では、そんな西東京市の観光スポットについて解説していきます。観光で西東京市や多摩地域を訪れる方、また西東京市へ住む予定の方や用事があって訪れるという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
西東京市郷土資料室は、西東京市西原町にある郷土資料室です。旧西原第二小学校の2階部分を使って、5つの展示室を展開しています。展示室1では、市内遺跡出土品として石器や土器の展示と、企画展示スペースが設けられています。展示室2では、下野谷遺跡から出土した石器・土器の展示が行われています。展示室3では、大正~昭和30年代の氷冷蔵庫や道具の展示が行われています。展示室4では奈良時代から明治時代までの歴史がジオラマで展示されており、展示室5では明治時代の「両替屋」の帳簿や民族学博物館ジオラマなどが展示されています。学校という広い空間を利用した展示は見応えがあり、西東京市近辺の歴史を知ることができる郷土資料館として親しまれています。郷土資料室へのアクセスは、西武池袋線「ひばりケ丘」駅の南口、もしくは西武新宿線「田無」駅北口から、「西原グリーンハイツ」停留所まで行き、それぞれ下車後3分程度です。現在の郷土資料室の建物は西東京市西原総合教育施設という名前となっています。手作り感のある展示は見ものですので、西東京市を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみるといいでしょう。
東伏見稲荷神社は、西東京市伏見にある神社です。京都にある伏見稲荷大社から勧請して作られた神社です。伏見稲荷大社の宇迦御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神の3柱を、伏見稲荷大神として祀っています。伏見稲荷大社は朱塗りの鳥居が延々と続く様が有名ですが、この東伏見稲荷神社もまた朱塗りの社殿と鳥居が有名な神社です。この朱塗りの社殿と、境内の緑とのコントラストは非常に美しく、この景観は、東京都によって「新東京百景」において、74番目の選定を受けています。赤い鳥居は社殿の裏にあるので、見つけられない際は裏手を探すとよいでしょう。東伏見稲荷神社へのアクセスは、西武新宿線「東伏見駅」、または「西武柳沢駅」のいずれも南口から徒歩約7分。バスでのアクセスの場合には、JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」、JR中央線「三鷹駅」、西武池袋線「保谷駅」から、西武バス・関東バスにて「東伏見稲荷神社」停留所で下車することでアクセス可能です。近くに大きな道路があるにもかかわらず、神社の境内は静寂が保たれており、ゆったりとした時間が流れるスポットとなっています。元日には初詣の参拝客で賑わうほか、最近では御朱印を集めるコレクターも多く参拝するスポットとなっています。観光やフォトスポットとしてもおすすめの観光スポットです。
多摩六都科学館は、西東京市芝久保町にある科学館です。ドーム直径27.5m、約1億4000万個の恒星を投影できるという、世界最大級のプラネタリウムを備えていることが特徴です。このほか、展示室1では科学として実物元素周期表、加速器の電磁石、情報スペースを備えています。また、光や運動については、「レインボーシャドー」や「三面鏡・四面鏡」、「パラボラゴルフ」などの展示が行われています。宇宙に関する展示も行われており、スペースシャトルや国際宇宙ステーション、人工衛星などの展示があります。展示室2では生物と人の体の展示として、「動物の見た世界」や「進化の動物園」、触覚ゲーム、かおりあてクイズ、動体視力・反射神経、音の実験室、「人のからだのつくり」などの展示が行われています。展示室3では、機械や電気、水に関する展示が行われています。時計やロボット、リニアモーターカーやガスタービンなどの展示があります。展示室4は、「自然の部屋」となっています。「武蔵野の雑木林」や昆虫標本、鳥の剥製や、地域の川の魚、東京の希少種・昆虫などの展示が行われています。展示室5は「地球の部屋」となっています。私たちの住む地球について、「地球のすがた」「地球内部のしくみ」、岩石学・鉱物・先カンブリア時代の化石、古生代の化石、中生代の化石、新生代の化石などの、各時代の化石などについても展示されています。このほか、武蔵野台地の関東ローム層についての展示、奥多摩山脈の地質、地震や火山、オーロラなどの地球環境についての展示を見ることができます。冒頭に紹介したプラネタリウムは、「サイエンスエッグ」という場所で見ることができます。投影機の名前は「CHIRONⅡ」、プラネタリウムでは東京で見られる星空にくわえて、約2ヵ月ごとにテーマを変えて展示を行い、天文グループのスタッフが星空について生解説をつけてくれます。プラネタリウムを見る環境というのはなかなかないものですが、西東京市の多摩六都科学館では大迫力・高品質のプラネタリウムを楽しむことができます。アクセスは、西武新宿線「花小金井駅」「田無駅」から「はなバス」が運行しているほか、西武池袋線では「ひばりケ丘」駅、「東久留米」駅、「清瀬」駅から西武バス、JR中央線では「吉祥寺」駅、「武蔵小金井」駅、「三鷹」駅からは西武バスと関東バスが運行しています。
西東京市の観光スポットについて、この記事でご紹介しました。西東京市は東京都の中だけではなく日本全体からみても歴史の古い場所であることから、郷土資料室や科学館での歴史・地層・地質など、様々な点で興味を刺激する場所でもあります。西東京市へ観光で訪れた方や用事で訪れた方も、この記事を参考にして、西東京市の観光スポットを訪れてみてくださいね。
西東京市郷土資料室
西東京市郷土資料室は、西東京市西原町にある郷土資料室です。旧西原第二小学校の2階部分を使って、5つの展示室を展開しています。展示室1では、市内遺跡出土品として石器や土器の展示と、企画展示スペースが設けられています。展示室2では、下野谷遺跡から出土した石器・土器の展示が行われています。展示室3では、大正~昭和30年代の氷冷蔵庫や道具の展示が行われています。展示室4では奈良時代から明治時代までの歴史がジオラマで展示されており、展示室5では明治時代の「両替屋」の帳簿や民族学博物館ジオラマなどが展示されています。学校という広い空間を利用した展示は見応えがあり、西東京市近辺の歴史を知ることができる郷土資料館として親しまれています。郷土資料室へのアクセスは、西武池袋線「ひばりケ丘」駅の南口、もしくは西武新宿線「田無」駅北口から、「西原グリーンハイツ」停留所まで行き、それぞれ下車後3分程度です。現在の郷土資料室の建物は西東京市西原総合教育施設という名前となっています。手作り感のある展示は見ものですので、西東京市を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみるといいでしょう。
東伏見稲荷神社
東伏見稲荷神社は、西東京市伏見にある神社です。京都にある伏見稲荷大社から勧請して作られた神社です。伏見稲荷大社の宇迦御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神の3柱を、伏見稲荷大神として祀っています。伏見稲荷大社は朱塗りの鳥居が延々と続く様が有名ですが、この東伏見稲荷神社もまた朱塗りの社殿と鳥居が有名な神社です。この朱塗りの社殿と、境内の緑とのコントラストは非常に美しく、この景観は、東京都によって「新東京百景」において、74番目の選定を受けています。赤い鳥居は社殿の裏にあるので、見つけられない際は裏手を探すとよいでしょう。東伏見稲荷神社へのアクセスは、西武新宿線「東伏見駅」、または「西武柳沢駅」のいずれも南口から徒歩約7分。バスでのアクセスの場合には、JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」、JR中央線「三鷹駅」、西武池袋線「保谷駅」から、西武バス・関東バスにて「東伏見稲荷神社」停留所で下車することでアクセス可能です。近くに大きな道路があるにもかかわらず、神社の境内は静寂が保たれており、ゆったりとした時間が流れるスポットとなっています。元日には初詣の参拝客で賑わうほか、最近では御朱印を集めるコレクターも多く参拝するスポットとなっています。観光やフォトスポットとしてもおすすめの観光スポットです。
多摩六都科学館
多摩六都科学館は、西東京市芝久保町にある科学館です。ドーム直径27.5m、約1億4000万個の恒星を投影できるという、世界最大級のプラネタリウムを備えていることが特徴です。このほか、展示室1では科学として実物元素周期表、加速器の電磁石、情報スペースを備えています。また、光や運動については、「レインボーシャドー」や「三面鏡・四面鏡」、「パラボラゴルフ」などの展示が行われています。宇宙に関する展示も行われており、スペースシャトルや国際宇宙ステーション、人工衛星などの展示があります。展示室2では生物と人の体の展示として、「動物の見た世界」や「進化の動物園」、触覚ゲーム、かおりあてクイズ、動体視力・反射神経、音の実験室、「人のからだのつくり」などの展示が行われています。展示室3では、機械や電気、水に関する展示が行われています。時計やロボット、リニアモーターカーやガスタービンなどの展示があります。展示室4は、「自然の部屋」となっています。「武蔵野の雑木林」や昆虫標本、鳥の剥製や、地域の川の魚、東京の希少種・昆虫などの展示が行われています。展示室5は「地球の部屋」となっています。私たちの住む地球について、「地球のすがた」「地球内部のしくみ」、岩石学・鉱物・先カンブリア時代の化石、古生代の化石、中生代の化石、新生代の化石などの、各時代の化石などについても展示されています。このほか、武蔵野台地の関東ローム層についての展示、奥多摩山脈の地質、地震や火山、オーロラなどの地球環境についての展示を見ることができます。冒頭に紹介したプラネタリウムは、「サイエンスエッグ」という場所で見ることができます。投影機の名前は「CHIRONⅡ」、プラネタリウムでは東京で見られる星空にくわえて、約2ヵ月ごとにテーマを変えて展示を行い、天文グループのスタッフが星空について生解説をつけてくれます。プラネタリウムを見る環境というのはなかなかないものですが、西東京市の多摩六都科学館では大迫力・高品質のプラネタリウムを楽しむことができます。アクセスは、西武新宿線「花小金井駅」「田無駅」から「はなバス」が運行しているほか、西武池袋線では「ひばりケ丘」駅、「東久留米」駅、「清瀬」駅から西武バス、JR中央線では「吉祥寺」駅、「武蔵小金井」駅、「三鷹」駅からは西武バスと関東バスが運行しています。
まとめ
西東京市の観光スポットについて、この記事でご紹介しました。西東京市は東京都の中だけではなく日本全体からみても歴史の古い場所であることから、郷土資料室や科学館での歴史・地層・地質など、様々な点で興味を刺激する場所でもあります。西東京市へ観光で訪れた方や用事で訪れた方も、この記事を参考にして、西東京市の観光スポットを訪れてみてくださいね。