2018.9.21
アステックペイントとは
アステックペイントとはオーストラリアで最も使われている塗料メーカーの名前です。またアステックペイントとは、オーストラリア発の塗料にも関わらず、日本の建築環境に最適の塗料とも言うことができます。なぜ日本に最適なのか、その理由をひも解いてみましょう。
アステックペイントのわかりやすい特徴としてまず挙げられるのが、よく伸びるという点です。乾燥した塗料がまるでゴムのように伸縮するのです。その伸縮率はなんと600%。他の塗料では真似のできない伸縮率です。
では塗料が伸びると私たちにどのようなメリットがあると思いますか?クラック(塗料のひび割れ)を防ぐことができるのです。さらにクラックを防ぐことは建物の耐久年数を上げることへとつながっていきます。
日本を思い出してみてください。地震が頻繁に起こる地震大国です。南海トラフ巨大地震、首都直下型地震がいつくるのかという議論と不安は尽きませんが、巨大地震でなくても中小規模の地震は日々日本列島の各地で起きていますよね。
その中小規模の地震が起こると私たち日本人は「大きくなくてよかった」と一回一回胸をなでおろすわけですが、建築的観点、外壁塗装の観点からみると問題は残ります。なぜかというと、小さな地震であっても少しずつ外壁を傷めつけていくからです。この傷みが蓄積されれば簡単にクラックが入ってしまうのです。
地震以外であってもクラックを引き起こす要因はあります。日本の都市部では幹線道路沿いに住宅が連なっていますよね。実はこれも要因の一つなのです。幹線道路沿いでの生活は排気ガスの問題や騒音の問題が目立って取り上げられますが、常に建物自体が少しばかり揺れているという問題があるのです。生活者が体感できないほどささいな揺れであっても外壁には傷みが蓄積されているので、クラックが比較的早まる可能性があるわけです。
要は地震や道路沿いでの揺れは建物を少しずつ変形させていくわけで、伸縮率の低い塗料ですと建物の変形に付いていくことができずにクラックしてしまうのです。コンクリートの建造物であっても例外ではありません。その点アステックペイントとは優等生です。ささいな変化にも柔軟に対応できるわけですから。
クラックについてもう少し補足しておきましょう。従来の塗料と違ってクラックの入りにくいアステックペイントとは優等生であると言いました。それではそもそもクラックが入るとどのようなデメリットがあるのかという部分の補足です。
まず一つは美観が損なわれます。ひび割れていてガサガサとした外壁を美しいと感じる方はさすがにいないかと思います。しかもひび割れした部分に塵やほこりが溜まってしまいますので、外壁全体がくすんだ色合いになってしまいます。
美観だけではありません。クラックが入ることによって、少しずつ雨水や外気の侵入を許してしまうことになるのです。これによって快適な室温を保つのが難しくなります。さらには木材や鉄筋などが腐敗や錆によって蝕まれてしまいます。柱などの構造物が蝕まれると最悪の場合は建物の倒壊につながります。
すぐに倒壊するとまではいかなくても、建物の劣化を多少早めてしまうことは間違いないでしょう。これらのデメリットを考えると外壁塗装をしないという選択肢はもはや無いのではないでしょうか。なかでもアステックペイントとは外壁塗装における救世主です。アステックペイントを塗装して、いつまでも美しい建物を保ちましょう。
「100年の間、建物を守りたい。」もともとアステックペイントとはこのコンセプトからスタートしました。京都や奈良を筆頭に日本には古くからの歴史的建造物がたくさん残っているので、日本の建物は寿命が長いと考えてしまうかもしれませんがそれは間違いです。実は日本の建物の寿命は欧米と比べて約3分の1と言われています。自然環境も社会構造も違いますので一概に比べることはできませんが、一ついえる大きな差はメンテナンスの差ではないでしょうか。
少子高齢化の影響で現在の日本は空き家であふれ返っています。人の住んでいない家は、ご存知のように劣化が著しく早まります。反対に歴史的建造物が何百年も当時のまま残っているのは、人が愛情深く丁寧に手を入れ続けてきたからではないでしょうか。
つまり大切なのはメンテナンスなのです。過酷な自然環境や社会構造の中にあっても、メンテナンスをしっかりと行えば建物の寿命を引き延ばすことができます。そうしてメンテナンスの行き届いた住宅であれば資産価値としても高いものになります。
いつか住宅を手放さなければならなくなった時に、買い手がつかずに空き家の道をたどるのか、はたまた次世代の誰かに笑顔で買い取ってもらうのか。後者の方がいいに決まっています。日本にももっと住宅をメンテナンスするという文化が当たり前になってほしいです。興味のある方はまずお近くの塗装業者に気軽に相談してみてくださいね。