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屋根の塗装とニチハパミール屋根材とは?

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建物の屋根は、当然のことながら風雨を凌ぐ役割を持っています。しかし屋根が防水の役割を担うには、施工の品質や使われている素材が重要な要素となっていることは言うまでもありません。近年話題にのぼった屋根材「ニチハパミール」とは、どのような屋根材のことを指すのでしょうか。この記事ではまず屋根塗装の重要性について、次にニチハパミールという素材が持っている問題点や特徴、合わせて、ニチハパミール屋根材を使うときに合わせて使われる「ラスパート釘」について解説をしていきます。

屋根の塗装とニチハパミール屋根材とは?



屋根は建物に欠かせない部位です。風雨をしのぐ屋根があってこその建物です。この屋根には様々な素材が使われているわけですが、このうち代表的なものをご紹介します。多くの建物は、「スレート」「セメント」「金属」の3種類から選択されているケースが多数です。それぞれの特徴ですが、まずスレートについては、素材が軽く、価格が比較的安いというのが特徴です。次にセメントは、地震に強いという特徴があります。地震の多い日本ではありがたい素材といえます。また、陶器瓦と比べてやや軽いというのも特徴です。そして金属では、軽く頑丈であることが特徴です。使用される素材は鉄や銅、アルミニウムやステンレスなどが多くいのですが、ものによってはサビが浮きやすいという特徴もあります。次に、それぞれの屋根材における寿命や耐用年数についてですが、スレートは施工後7~8年が塗替えのタイミングとなり、屋根材の寿命は20から25年とされています。セメント剤については、塗替えのタイミングはスレートと同様ですが、寿命については、30年前後とスレートよりやや眺めであるといえます。金属はサビの状況によりますが、施工後10年程度で塗替えが必要といわれ、また寿命についても同様ですが、長いものですと50年程度持つものもあります。屋根塗装を行うときには、塗料にも気を使う必要があります。屋根塗装ではシリコンやフッ素、遮断熱塗料などが代表的な塗料の素材です。塗料は屋根材とは別に耐用年数があり、シリコンで10年前後、フッ素で15年程度、遮断熱塗料で15年から20年程度とされています。屋根材の痛みを塗料で賄うことはできず、屋根材が傷んでいる場合には、塗料だけを塗り替えするのではなく、屋根材からの交換が必要となります。

ニチハパミールとは?問題点はなんだったのか?


ニチハの屋根材、「パミール」とは、屋根材の1種類です。ニチハのパミールではインターネットや報道など、様々な話題を集めています。まず、このニチハのパミールは軽量スレートに分類される屋根材で、1996年から2008年まで製造されたものです。このパミールを製造しているニチハに対しては、耐久性に問題があり、剥離が起きたりといったような問題点が指摘されています。ニチハ自身ではパミール材のリコールを認めていませんが、パミールに付属する「ラスパート釘」については腐食の進行が早まるという点について公式に認めています。具体的なパミールの不具合として認知されているものについて解説します。一口に「耐久度に問題」といっても様々なものがありますが、まずひとつは、いわゆる「ミルフィール現象」と呼ばれる、「層間剥離」と呼ばれる問題点があります。これは、パミール材へ雨水などの水分が吸収されてしまい、それが乾燥することで硬化してしまい、パミールの層の端の部分が浮き上がり、徐々に剥がれてしまうということがもっとも大きな問題でした。また、これと合わせて問題となり、これに関してはニチハも発表をしている「ラスパート釘」についても、釘頭の腐食・サビという問題点が指摘されています。釘に関しては、釘本体の問題だけではなく、釘が抜け落ちてしまうことが問題で、パミールがずれ落ちてしまうという危険性もあります。このように、ニチハの工事によって指摘されている問題点としては、屋根材であるパミールと、それを屋根に止めているラスパート釘という2つがあるのです。

パミールが使われていたら?


もし、自宅の屋根にパミールが使われていた場合はどうすればよいのでしょうか。通常の外壁や屋根などの場合には、塗装工事(塗り替え)をするという対応になるのですが、実はパミール材は塗装してはいけないという特徴を持っているため、塗り替えで対応することができないという状態です。そこで、パミールが使われている疑いがある場合や、パミールが使われていることがわかった場合には、まずは屋根の調査を行うことが第一です。調査の結果パミールが使われている、あるいはラスパート釘が使われているということが判明した場合には、屋根の張替えやリフォームを行う必要が出てきます。このとき、ニチハが新しい屋根に交換するための相談に乗ってくれるケースもあるのですが、ニチハ側へは工事業者から話を向ける必要があるため、オーナーさんだけですべてを完結させることは難しいといえます。このため、まずは工事業者との見積もり調整などを行うことになります。実際の対応としては、屋根のリフォームのほか、カバー工法という方式がありえるのですが、業者によっては「塗装でいい」と判断されてしまう場合があります。複数の工事業者から見積もりをとって、必要とする工事を適切に判断する必要があります。また、価格についても安ければいいというものではなく、パミール材やラスパート釘で起こったような問題が発生しないようなリフォームを行う必要があるといえるでしょう。間違っても大切な建物の維持のために、安物買いの銭失いのような結果になってしまわないよう注意が必要といえるでしょう。

まとめ


ニチハより製造されていたパミール材、そしてラスパート釘とは何か、それらの劣化の問題点について、この記事で解説を行いました。もし自分の建物でパミール材やラスパート釘が使われていることがわかったときには、適切に話を持っていくことでニチハが相談に乗ってくれるケースもあります。工事業者や施工業者を慎重に選択し、後悔のないリフォーム・張替えを行うようにしましょう。